カテゴリ: タンクローリー

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JA清里町が所有するスラリーローリー。販売は農業系特殊車両を得意とする東北海道いすゞ自動車環境事業部、架装は極東開発工業子会社の振興自動車。タンク容量8600L、最大積載量8600kg、積載品は廃液(デカンター排水)です。

でんぷん工場で馬鈴薯を磨砕した際に出るデカンター排水を液肥として畑地に散布する車両で、農業構造改善事業の一環として補助金を受けて導入されています。タンクは一室構造で、吐出量が多い強力な
スラリーポンプにより毎分1500~3800Lの散布が可能。散布幅は8~15mで、8.6トンの液肥を約3分で散布可能です。軟弱圃場へ直接乗り入れて散布することから、ギガの総輪駆動車(6×6)を採用。前バンパーには救助用にウインチを装備しています。フロントグリルが6分割であること、分類番号が2桁であることから1997~99年頃の導入と思われます。

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2025年6月 清里町にて

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浜頓別町が所有する元ミルクローリーな水槽車。1993年2月の製造で、食品系ローリーを得意とするヤスダファインテが架装。保冷のため中は魔法瓶構造になっており、タンク容量9000L(最大積載量9000kg)。シャシはいすゞ810のビッグマイナー後の810EX。異型2灯のライトが特徴で、一部グレードに搭載されたHSA(ヒルスタートアシスト)が付いています。

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2025年5月 浜頓別町役場にて

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釧路営業所に所属するクオン+ニヤクコーポレーションローリー。架装は極東開発工業。タンクは4.4.2.2.4.4kLの6室タイプ、20kL積み。6室タイプは油種を細かく分けられない代わりに1室分積み下ろしの手間が省けることから、工場や漁港向けの輸送に用いられます。

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2021年11月 釧路駅前にて

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秋田支社に所属するタンクローリー。架装は昭和飛行機工業。タンクは4.2.2.2.2.4kLの6室タイプ、16kL積み、最大積載量13200kg。単車ローリーの定番である前2軸シャシで取り回しが良く、車両価格が安く、軽量なことから積載量が取れるのが前2軸のメリットです。

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2024年11月 秋田市内にて

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三ツ輪物流が所有する初代クオン+自社所有の20ftコンテナシャーシ。積み荷はホクレン所有の生乳タンク。生乳タンクはフォークポケットもフレームも無いのが大半ですが、このタンクはフレーム付きのためトップリフターでの荷卸しが可能。しかし普段はオンシャーシで釧路と首都圏を行き来する運用となっています。

タンクの製造は食品系ローリーを得意とするヤスダファインテ。保冷のため中は魔法瓶構造になっており、容量は見た目より控えめな16800L。ホクレンのタンクはバリエーションがやたらと多く、このタンクはハシゴが側面中央に付きます(後ろにオフセットしたものや後面にハシゴが付くタイプも有り)。参考までに生乳は上から勢いよく注ぐと脂肪球が壊れることがあるため、タンク左側の小窓内にあるバルブを使い、下から注入する方式を採用しています。

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2021年9月 釧路市内にて

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