カテゴリ: 日本通運
日本通運(北見) コンテナフルトレーラー

北見支店に所属するJRコンテナ4個積みのセンターアクスル式フルトレーラー。北見駅~新旭川駅間で運行されるトラック便(鉄道コンテナ輸送)のために導入されました。トラクタの架装は日通商事。最大積載量は(コンテナ自重2t+積載量5t)×2で14900kg。往復6時間の運行で、気象条件の厳しい石北峠を通ることから、6×4のハイルーフ車が選ばれています。
トレーラーの架装は東急車輌。車軸が車体中央に配置されるセンターアクスル式で、コンテナ2個積載可能なので、最大積載量14000kgはあるのではないかと思われます。この日は12ftコンテナを3個積載して北見駅へと向かって行きました。

先頭は通風コンテナのV19B型、その後ろは船積用ツイストロック金具が装備された19D型、最後は19シリーズ最後の19G型。

2016年6月 北見駅前にて
日本通運(網走) 3軸平トレーラー

網走支店に所属する3軸の平トレーラーです。小麦や雑貨輸送用として、2008年に導入されました。架装は日通商事。偏平タイヤを履きますが、荷台高は1400mm程度あるようです。最大積載量28600kg、車両総重量35990kgと2軸車に比べて7000kgほど多い積載量を確保しています。
牽引車はハイルーフでスムーサGを装備した、KL-後期型(3型)のGIGAMAX。旭川方面への運行も多いことから、ハイルーフ車が選ばれています。日通らしく落ち着いた外見が特徴で、この日は網走市内を支店に向かって走って行きました。
KL-後期型(2003年6月~2005年)のGIGAMAX
速度表示灯は廃止されましたが、ハイルーフ車には表示灯のレンズがそのまま残っており、ボデーカラーで塗装されているのがわかります。


後方より。

新車導入直後、網走支店で休む様子(2008.5.9)
左側に道具箱があるだけで、全体的におとなしい姿となっています。



2015年12月 網走市内にて
日本通運(阪神) コンテナトレーラー

阪神支店に所属する海コン用セミトレーラーです。架装は日本フルハーフ、最大積載量24000kg。チタン製造大手の大阪チタニウムテクノロジーズの製品輸送を担当しており、日通商事大阪製作所製の20ftタンクコンテナを常時積載して運用されています。牽引車はノーマルルーフのクオン、日通らしく落ち着いた外見が特徴です。
シャーシは長いのですが、20ftコンテナ1個しか積載出来ません。トレーラーは最遠軸距(トレーラーの場合はキングピン~後軸中心)によって車両総重量が制限される為、積み荷は短くても車体をある程度長く取る必要が生じます。海コン輸送で一般的な2軸20ftシャーシは最遠軸距が7400mm前後の為、最大積載量は20500kg前後となり、24000kgのタンクを積むためには4000kgほど足りません。4000kgのためにシャーシを3軸化するよりも車体を延長した方が安上がりということで、タンクコンテナの輸送では本車両のような2軸ロングシャーシがよく使われています。この日は顔料や蒸着材料として使われる四塩化チタンを関東方面へ運んでいたようです。
初期型と見受けられるクオン、足掛けステップ付のホイールを履いています。


トレーラーと20ftタンクコンテナ。四塩化チタン専用、容量は12000Lです。

コンテナのツイストロック装置。
新しい車では4箇所を一括で緊締・解放のできる集中ロック装置が付いていたりします。

後ろには高圧ボンベが5本積載されていますが、不勉強につき内容は不明です。

2015年12月 伊勢湾岸道・刈谷PAにて
土浦通運 コンテナトレーラー

茨城県土浦市に本社を置く同社は大手企業を荷主に持っており、粉粒体運搬車によるセメント輸送や土浦駅発着のコンテナ輸送を得意としています。日本通運のグループ企業ということで車両はオレンジ色の日通色で統一されています。本日はその中から一台、コンテナトレーラーをご紹介します。
架装は日通商事。12ftコンテナなら3個、20ftコンテナは2個の積載が可能で、海上コンテナは積載出来ません。鉄道コンテナ用ということで鳥居やアオリ、床下の道具入れ等の無いまな板形状であるのが特徴です。この日の積荷は三菱化学物流所有のUH-17Aホッパコンテナ。数年前まで三菱化学四日市事業所から筑波事業所への原料スチレン樹脂の輸送に使われていたコンテナです。
2004年5月 土浦駅にて