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日本通運 スカニアR730+フェイモンビルトレーラー

北海道重機建設支店に所属するスカニアR730+フェイモンビルトレーラー。台車は荷物を前後で挟み込んで運ぶ「シュナーベルタイプ」で、イタリアのフェイモンビル社製です。台車の最大積載量は58.5tで、前後合わせると117tという凄まじい積載量を誇ります。荷物は上2ヶ所、下2ヶ所の4ヶ所で固定し、固定部分には荷物が道路上の構造物へ接触しないことを確認する作業員用のカゴが付いています。トラクタはスカニアR730、6×6の総輪駆動車です。
2023年7~9月の予定で、北見市常呂と網走市能取地区に建設される風力発電用の部材を網走港から輸送しています。風力発電機は主にボトムタワー・ブレード・ナセルで構成されており、本車両は長さ13.5m、直径4.6m、重量75tのボトムタワーを運んでいます。ボトムタワーを挟み込み高さを抑えることで釧網本線の高架橋(高さ4.8m)をクリアすることができます。網走市大曲には石北本線と国道を超える橋がありますが、長い台車で荷重を前後に分散することで、荷重の1点集中を抑えることができます。この日はお盆休みとあって、網走港で留置されていました。








2023年8月 網走港にて