カテゴリ: 陸上自衛隊
救急車(陸上自衛隊駐屯地用) 施設学校
道路障害作業車(第388施設中隊)

座間駐屯地の第4施設群第388施設中隊に配備される道路障害作業車。道路上に地雷の敷設など障害を構築する作業車両で、1985年から調達が始まりました。荷台に伸縮式アームを搭載しており、先端に吊り上げ能力2.9tのクレーン、地面に穴を開けるスクリュー式アースオーガ、コンクリートカッター、チェーンソー、岩石を砕くブレーカ、地面を固めるタンパーの6種類のアタッチメントの選択・換装が可能です。
一式は3t半トラックに搭載。穴掘建柱車で強みを持つアイチコーポレーションが架装しており、同社の「ポールマスターD70」をベースとしています。アースオーガで地面に穴を開けて電柱設置が可能なことから、駐屯地内での工事や演習場での看板設置にも投入されます。東日本大震災では各種アタッチメントで障害物の除去や行方不明者の捜索に投入されました。

74-1105 第4施設群第388施設中隊(座間)
2024年6月 古河駐屯地記念行事にて散水車(第102施設器材隊)
救急車(陸上自衛隊駐屯地用) 古河駐屯地業務隊

古河駐屯地業務隊衛生科に配備されるNV350キャラバンの駐屯地用救急車。駐屯地内の搬送や自衛隊病院・民間病院への搬送に使用される2B型相当の救急車で、ストレッチャー・酸素ボンベ一式・点滴フックを搭載。患者モニターやAEDは必要に応じて搭載されます。
ジュネーブ条約に基づき、車体前面・側面・後面・屋根に赤十字マークを記入。前面のみ2つあるのは、視野の狭い狙撃銃で狙われた場合でも赤十字マークが視認できるようにするためです。普段は駐屯地の医務室で待機しており、隊員からは「アンビ」と呼ばれています。キャラバンは令和2年度から見かけるようになりましたが、まだまだ少数派です。
08-7472 古河駐屯地業務隊
2024年6月 古河駐屯地記念行事にて