カテゴリ: 陸上自衛隊

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春日井駐屯地の第10施設大隊第2施設中隊に配備される資材運搬車。不整地や狭い山間部での資材運搬に使われる軽運搬車両で、1990年に調達が始まりました。株式会社諸岡のキャリアダンプを陸自仕様にしたもので、操縦装置のない乗員席が右側にも追加され定員2名となっています。

最大積載量3t、荷台はダンプアップするため土砂の運搬が可能。車体中央には吊り上げ能力2tのクレーンを装備しており、本装備のみで弾薬や資材の積み込みと運搬が可能です。3 1/2tトラックに載せられる小型な車体、ゴム製クローラによる高い不整地踏破能力とアルファルト路面でも走行可能という高い汎用性を持つ為、東日本大震災では行方不明者の捜索やガレキの輸送で保有する能力を遺憾無く発揮しました。

使い勝手の良さが重宝されたため陸自では全国の部隊から本装備をかき集め、現場の1個中隊に1両の割合で配備をしました。「小回りが利き、何でも運べるし、とにかく役に立った」という現場指揮官の声が残されています。

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71-9637 第10施設大隊第2施設中隊(春日井)
2024年7月 春日井駐屯地創立記念行事にて

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上富良野駐屯地の第3地対艦ミサイル連隊第3地対艦ミサイル中隊に配備される88式地対艦誘導弾 誘導弾運搬車。地対艦ミサイルの予備弾を運搬し、発射機搭載車へ装填します。7tトラックに2.9t吊りのクレーンを装備しており、ミサイルはキャニスターごと装填します。重量の関係で6発を一気に装填することはできず、上下2発ずつを3回に分けて装填します。荷台後部にクレーンの支持架がありますが、装填作業時にはクレーンの支障となるため、取り外して地面に寝かせておきます。

88SSMは1988年から調達が始まり、2001年までに6個連隊(北千歳・美唄・上富良野・八戸・健軍・宇都宮)+1個中隊(特科教導隊)の102両が配備されました。地対艦ミサイル部隊は1個中隊4両、1個連隊16両で構成されており、運搬車も同数が配備されています。

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04-6050 第3地対艦ミサイル連隊第3地対艦ミサイル中隊(上富良野)
2025年7月 北千歳駐屯地記念行事にて

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春日井駐屯地の第10施設大隊第3施設中隊に配備されるトラッククレーン。陸自では各師団に配備される25t吊りクレーンと施設団に配備される50t吊りクレーンの2種類のラフタークレーンを調達しており、タダノ・加藤製作所・コベルコ建機の民生品をベースとしています。

本装備は25t吊りのタダノGR-250N-2。2名乗車用の座席と小銃保持具が追加されています。施設中隊に複数台が配備され、各種工事や陣地の構築を担います。

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71-3752 第10施設大隊第3施設中隊(春日井)

2024年7月 春日井駐屯地創立記念行事にて

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南恵庭駐屯地の第105施設器材隊架橋中隊パネル橋小隊に配備されるパネル橋MGB主桁運搬車。パネル橋の土台部分である「主桁」を運搬する車両で、MGB1セットにつき12両程度が配備されています。運搬車は「7tトラック(パネル橋MGB用)」の名称で調達され、前バンパーには組み立てたパネル橋を反対側へ押し出すためのフックが取り付けられています。

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38-8201 第105施設器材隊架橋中隊パネル橋小隊(南恵庭)

2024年9月 南恵庭駐屯地創立記念行事にて

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南恵庭駐屯地の第105施設器材隊特殊器材中隊に配備される中型セミトレーラ2型Bタイプ。中型セミトレーラ2型は最大積載量30100kg以下で荷台中央部分が一段低くなる中低床式のトレーラーで、全幅3.17~3.20mと幅広のAタイプ、全幅2.97~3.00mのBタイプに分かれています。

本車両は東急車両のTD型中低床式セミトレーラ、型式は「TD40J4G22B」。全長11910mm、全幅2990mm、最大積載量29500kg、車両総重量38880kg、2012年1月の製造車両。荷台後部に手動折畳み式のローディングランプを装備します。牽引車は7tトラックベースの2デフヘッドで「中型セミトレーラーけん引車」の名称で調達されています。
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76-1025 第105施設器材隊特殊器材中隊(南恵庭)
2024年9月 南恵庭駐屯地創立記念行事にて

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