カテゴリ: 近畿地方の消防

1A7A4879
平成23年度(2011年3月)に導入された支援車Ⅱ型。10tシャシに脱着コンテナ式を採用しています。架装はモリタ、脱着アームは
極東開発工業のフックロールを採用。「特殊災害資機材」「後方支援」「水槽」の3種類のコンテナが用意され、水槽コンテナには放水可能なB-3級小型動力ポンプが装備され、水槽車として使うことができます。

緊援隊の訓練では「支援2」と書かれた後方支援コンテナを積んで現れますが、普段は「1」と書かれた特殊災害資機材コンテナを積んでいるようです。当初は三箇牧出張所配備でしたが、現在の年報では西消防署、実際には中消防署にいるようです。

1A7A8759
1A7A4889
1A7A4901
1A7A8767

高槻市消防本部・中消防署 支援車Ⅱ型 コールサイン不明
2022年11月 第6回緊急消防援助隊全国合同訓練にて

1A7A8966
平成24年度(2012年10月)に導入された資機材搬送車。消防局警防課整備センターに配備されています。西宮では2tの平ボデーやダブルキャブ型など16台の資機材搬送車(活動支援車と呼称)を運用しており、本車両は緊急消防援助隊に帯同して大量の資機材を輸送する為、中型のウイング車となりました。

最大積載量5000kg。後部に極東開発工業のパワーゲート(CGシリーズ)を装備。資機材が雨で濡れる心配も無く、ウイングを開けることで指揮所としても使える利便性の良い車両に仕上がっています。

1A7A4844
1A7A4850

西宮市消防局・消防局警防課整備センター 活動支援車 コールサイン「西消局5」
2022年11月 第6回緊急消防援助隊全国合同訓練にて

1A7A5913
令和3年度(2022年3月)に導入された先端屈折式30m級はしご車。左京消防署に配備されています。架装はオーストリアのローゼンバウアー(輸入販売は帝国繊維)。ローゼンバウアーのはしご車導入は西日本では初、国内では東京消防庁に続き2例目です。当初は国産GVW22t級ダブルキャブ3軸車への架装を検討していたようですが、京都でははしご車を4名で運用することから、必ずしもダブルキャブでなくても良いこと、機動性の向上を目的に2軸ローキャブのエコニックが選ばれました。

はしごは5連構成トラス構造で、リフターはありません。バスケットには電動放水銃・救助担架搭載アタッチメント・光学カメラ・熱画像カメラを装備します。はしごには伸縮式水路管がありますが、ポンプは無いのでポンプ車からの送水が必要です。

シャシは空港用車両やごみ収集車に使われる超低床キャブのエコニック。4×2(2軸)で最も高出力(354PS)の1835Lです。車内は4人が横1列になって着席することが可能。キャブバックは積載庫となっており、車椅子用スロープやストレッチャー・救助資機材が搭載されています。この日は緊急消防援助隊の訓練に参加しました。

1A7A8753
1A7A5884
1A7A8554
1A7A8266
1A7A8759
1A7A8776
1A7A5928
1A7A8599

京都市消防局・左京消防署 30m級はしご車 コールサイン「左京2」
2022年10月 令和4年度緊急消防援助隊近畿ブロック合同訓練にて

1A7A6434
平成30年度(2019年2月)に運用を開始した
救助工作車Ⅲ型。消防局警防課特別高度救助隊「フェニックスレスキュー」が運用しています。架装は帝国繊維。ワイドシングルキャブベースのバス型「HX」を採用。トミカNo.32として発売される人気の高い車でもあります。

積載庫は2枚タイプの手動アルミシャッター式。ウインチは引張力5tのロッツラー製前後引き。クレーンは古河ユニック製2.93t吊り。屋根左側に昇降装置を介して三連梯子右側に大型道具箱を搭載。クレーン先端に湘南工作所製の伸縮式照明装置を装備します。シャシーはレンジャー低床4WDで積載6tクラスのGX。この日は緊急消防援助隊の訓練に参加しました。

1A7A6445

堺市消防局・消防局警防部警防課 救助工作車Ⅲ型 コールサイン「堺消2」
日野2KG-GX2ABA改
2022年10月 令和4年度緊急消防援助隊近畿ブロック合同訓練にて

1A7A5116
平成30年度(2019年3月)に導入された
特殊災害対応資機材搬送車。警防部直轄の本部機動中隊本部特殊災害隊が運用しており、車両は栄町出張所で管理されています。架装は帝国繊維。テロ災害や異臭事案時に専用資機材を搬送することを目的としており、車内には分析室、資機材収納用の台車、載せ降ろし用のリフターを装備しています。

運転席の後ろの窓がある部分に分析室を備え、補助席含めて4名が着座可能。資機材は5段の台車に載せられており、車内とリフターのどちらからでも取り出しが可能。リフターは新明和工業のすいちょくゲート(耐荷重1000kg)、車両の最大積載量は1900kg。特殊災害対策車(神消21)の代車や大規模訓練時には支援車代わりに使われており、この日の全国合同訓練では後方支援部隊として参加しました。

1A7A5006
1A7A4964
1A7A5119
1A7A5122

神戸市消防局・本部機動中隊本部特殊災害隊 特殊災害対応資機材搬送車 コールサイン「神消22」
日野2PG-GX2ABA
2022年11月 第6回緊急消防援助隊全国合同訓練にて

↑このページのトップヘ