本日はマルノウチが保有するキャリアカーをご紹介します。マルノウチは東京都に本社を置き、車両輸送と陸送を主な業務とする事業者です。トヨタやダイハツ、富士重工業、メーカー系販売店を取引先に持ち、2010年にはタイに進出しています。
本車両は同社の主力であるプロフィア+6台積みキャリアカー。一昔前にはトラクタの上部に車両積載設備を設けた「亀の子式」タイプが普及しました。しかし、全高や重量の面でキャブ上に積載するのは難がある背高コンパクト系やミニバン系が国内販売の主力になったことや、トラクタ自体の全高が高くなったことから、キャブ上に積載可能な車種は減少の一途を辿り、現在はこのようにトレーラのみに積載するタイプが主流となりました。
キャリアカー用のトラクタは、グースネックが長いキャリアカーに対応するためロングホイールベースのものが用意されています。本車両はホイールベース3780mmのG尺車。小タイヤを履き、荷台高さが抑えられています。また、連結総重量が軽いことから搭載エンジンは340~360PS程度のものが主流で、400PS以上のものはまず設定されません。

トラクタのすぐ後ろの上段が1番フロア、下段が4番フロアです。
1番と4番はフロアの下にトラクタの駆動輪が存在するため、他のフロアに比べて高さが取れません。そのため、ここにはセダンやステーションワゴンなど車高の低い車を積み込みます。ただし、4番を潰して1番に背高車を積むケースも散見されます。今回は1番と4番にプリウスを前後逆に積み、1番フロアを4番のプリウスのフロントガラスに沿うように傾けることで、少しでも高さを抑えています。

4番フロアを潰して、1番にヴェルファイアを積んだ例。

中央の上段が2番、下段が5番フロアです。
ここは制約が小さいため、背高車の2段積みが可能です。2番の車はプリウスα、5番はウィッシュ。4番フロアのプリウスのリアバンパーに当たらぬよう、ウィッシュは前向きに積まれています。

2番にアルファード、5番にヴェルファイアを積んだ例。
この場合4.1mギリギリの高さになるので、上段のアルファードと下段のヴェルファイアを互い違いに積み、上段フロアを傾けることで高さをクリアしています。

後部の上段が3番、下段が6番フロア。
3番フロアはやはり背高車や大型車を積みことが可能。6番フロアも高さこそ確保出来ますが、両側にトレーラの後輪があるため、5ナンバーサイズ(全幅1700mm未満)以下の車しか搭載出来ません。ちなみに、積載作業時にはアウトリガーでトレーラをジャッキアップし、後輪を外に張り出して邪魔にならないようにします。3番にはウィッシュ、6番にはiQを搭載。ウィッシュは高さを超えないよう少し斜めに、iQはウィッシュのフロアに当たらないよう、後ろ向きに積まれています。

上段はフロアを斜めにして高さを抑える、下段は障害物のある方やフロアが斜めになる方に
頭を向けて搭載するのが、きれいな積み方のポイントでしょうか。

2012年1月 伊勢湾岸道長島PAにて
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