
富士駐屯地の特科教導隊情報中隊情報小隊に配備される気象測定装置 JMMQ-M5。80式気象測定装置 JMMQ-M2の後継として開発された装備で、大気の温度・湿度・風向を観測し、野戦特科情報処理システムFADSに送信、射撃精度の向上に貢献します。
製作は明星電気。打ち上げたラジオゾンデをレーダーで追跡し、送られてくる気象データを受信します。榴弾砲の射撃において、発射地点での温度・湿度は装薬の燃焼速度を、発射後の弾道経路の気圧・風向・風速は弾道を変化させ、命中精度を左右します。そこで随時気象観測が実施されるわけで、昼間はバルーンによる目視観測、夜間はラジオゾンデを使用します。しかし、ラジオゾンデが送信する電波を傍受することで特科部隊が射撃準備状態にあることを敵に察知される恐れがあることから、その使用には十分な配慮が求められます。

34-3027 特科教導隊情報中隊情報小隊(富士)
2025年10月 富士駐屯地記念行事にて
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