
平成23年度(2012年3月)に導入された救助工作車Ⅱ型。伊那消防署に配備されています。架装はモリタ。先代の救工に比べてキャビンがハイルーフ化され、車両後部にLED式大型サインボードを装備、山岳救助用資機材も追加されました。価格は8400万円(2400万の補助あり)。
積載庫は2枚タイプの手動アルミシャッター式。展開式収納庫の採用で資機材の積載量を増やしています。前ウインチは大橋機産製(5t引き)の電動、後ろは油圧式。クレーンはタダノ製2.93t吊りのZE303。屋根左側に昇降装置を介して三連梯子、右側に大型道具箱を搭載。クレーン先端に伸縮式照明装置を装備します。シャッターデザインは筆で書いたような秀逸なもので、その横には消防本部名をロゴ化した「INAFU=INA Fire Union」が書かれています。緊急消防援助隊に登録されており、御嶽山の救助活動にも派遣されました。
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