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長野県伊那市を中心に路線網を持つ伊那バス。
同社の一般路線車は、近年そのほとんどが中小型車にシフトし
大型車の導入は2004年のブルーリボンシティ以降途絶えていた。

そのような状況の中2008年に導入されたのがこちらの676号車。
僚車675号車と共に導入された日野ブルーリボン兇如
自家用系をベースにしたツーステップの前中扉が選択されている。
ホイールベースは4.8mのL尺、エンジンは高出力の6HK1-TCSを搭載、
タイヤはオプションとなる大径の12Rを選択、
窓は黒サッシのメトロタイプで、引き締まった印象を与えている。
車内は2人掛けのハイバックシートを装備し、座席部が段上げされ、
後部の窓には取手用のパイプが備えられているのも特徴。
この車両から冷房装備となり、高速車両と同塗装、LED方向幕装備という
減少が続く伊那バス一般路線車の中では最も特徴ある一台になっている。

この車両が充当される駒ヶ根駅/菅の台BT~しらび平間の
駒ヶ岳ロープウェイ線は、シーズンには木曽駒ヶ根岳への登山者で賑わい
菅の台BTから先は急勾配と急カーブが続くという、一般生活路線とは異なる
性格の路線の為、このような特殊な車両が投入されている。
また当路線は駒ヶ根営業所ではなく本社営業所が担当している為、
この676号車も本社営業所所属となっている。

なお676号車の伊那バスでの車番は20527で、最初の2桁が導入年号(平成)、
百の位が用途を表し100番台が高速、200番台が中小型路線、
500が大型路線、800が貸切車、最後の十の位は通し番号となっている。

松本200か676 PKG-KV234L2(2008年式) 車番20527

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これは陸上自衛隊が保有する重レッカです。

重レッカは主に高機動車以上装甲車以下の重量を持つ車両の牽引・回収を目的に開発されました。後方支援部隊のみならず実戦部隊である戦車大隊や特科連隊の本部管理中隊・整備小隊など多くの部隊に配備されており、装甲車両のエンジン交換などの重整備や重量物の輸送、弾薬や装備品の荷役など、各部隊でクレーン車としても活躍しています。

ベース車両は三菱ふそう・スーパーグレート。キャブやエンジンは民間型に準じていますが、シャシー面では総輪駆動化(6×6)や車高アップ、ヘッドライトのバンバー装備、アクスルシャフトの大径化など自衛隊独自の仕様となっています。防衛省向けの車両型式は、2000年までは除雪車用総輪駆動車と同じFWでしたが、2000年以降は一括してFXとされています。民間型は2000年のマイナーチェンジでミラーがスーパーミラーに変更されましたが、FXでは従来のミラーが継続設定されています。

この車両は豊川駐屯地の第10後方支援連隊・第2整備大隊・特科直接支援中隊に所属しており、同じく豊川駐屯地に司令部を置く第10特科連隊の整備を任務としています。

2009年10月 陸上自衛隊豊川駐屯地にて

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これは網走バスが1992年に導入したエアロスターMの観光マスク車。
網走バスが初めて観光マスク車を導入したのは1987年のこと。湧網線代替バス用として「北22あ566号車」が1台購入されており、その後の使用実績が良好だったのか1992年には湧網線二代目代替バスとして、167~169号車の3台が増備されました。

観光マスク車とはエアロスターMのボデーに、エアロバススタンダードデッカー車の前面マスクを組み合わせたもので、ホイールベース6mのP尺車で導入されています。オプションである角型ヘッドライトを選択していますが、前面2枚窓・側面のメトロ窓・エンジン直結冷房と他の部分は観光マスク車の標準仕様が選択されています。エンジンはターボ付き高出力仕様の6D22(T6)を搭載する為、エンジンリッドに膨らみを持つのも特徴。車内は12列のリクライニングシートを備え、パイプ棚も装備している。車内照明はシャンデリアタイプのものを装備するなど貸切運用も考慮した、豪華な内装が特徴でした。座席は段上げこそされませんでしたが、名鉄グループらしくヘッドレストカバーが全席に付いていました。エアロスターの観光マスク車自体は特に珍しい存在ではありませんが、長尺かつトップドアという堂々とした外見はスタンダードデッカーに酷似しており、エアロバスと間違えられることも多々あったようです。

167~169号車の3台は網走営業所に配置され、1992~1997年までは湧網線代替バスとして活躍。1997年の後継車投入に伴い湧網線から撤退、その後女満別空港線やウトロ線・貸切運用に就いていましたが、空港線へのエアロバス投入に伴い、その後はスクールバスとして細々と運用されていました。2007年12月に168・169号車の2台が廃車となり、167号車がこの代での最後の生き残りとなっています。現在はスクールバスの他に、夏季には網走で合宿する実業団の貸切輸送に就くなど元気な姿が見られますが、経年を考えるとそろそろ見納めなのかもしれません。

北見22う167 U-MP618PT(1992年式)
2010年8月 網走バス山下車庫にて

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