多連装ロケットシステムMLRS(第129特科大隊)

北千歳駐屯地の第129特科大隊第3射撃中隊に配備される多連装ロケットシステム自走発射機M270。敵上陸部隊に対する阻止射撃用として1992年から調達が始まり、2004年までに5個大隊(上富良野・北千歳・真駒内・仙台・湯布院)+1個中隊(特科教導隊)の99両が配備されました。MLRS部隊は1個中隊6両、1個大隊18両で構成されています。本装備は2002年度予算で調達、2004年2月に配備されています。
乗員3名で前方に操縦席、中央部に機関室、後部がランチャー。射角など諸元はタッチパネルで操作。射撃計画を入力すると射撃地点までのルートナビとカウントダウン機能が付いています。また、2005年度よりIHIエアロスペース社において自走発射機のオーバーホールと射撃統制装置の改造が行われています。
オスロ条約締結で必要性が低下したとされ、真駒内と仙台の部隊は2019年3月に廃止。湯布院の132特科大隊は2023年3月に301多連装ロケット中隊に縮小されました。残る上富良野と北千歳の部隊も2029年度末までに廃止が予定されており、長射程新型地対艦誘導弾や島嶼防衛用高速滑空弾を装備する部隊へ改編されるものと予想されます。



96-6260 第129特科大隊第3射撃中隊(北千歳)
2025年7月 北千歳駐屯地記念行事にて




